本社においてはセキュリティ対策を効率的に運用している企業でも、海外における拠点や関係会社における不安を抱えている企業は多く見受けられます。
背景には、IT人材が現地に不足している為本社のような体制を組めない、売上規模等の問題で各拠点毎の投資ができない、設備にばらつきがあるので統一の管理ルールを作れない、その他色々な理由があります。
しかし、インターネットには国境がなく、また拠点や関係会社が本社とネットワークで接続されている状況下、海外の関係会社から侵入した脅威が本社にまで到達し、実際の被害を発生させている事例も昨今多く報道されています。
本稿では、グローバル企業におけるセキュリティ体制を高める目的において、「目が届かない拠点」において「何が起こっているのか」を把握し、適切な対応をするためには何を手掛かりに情報を収集し、管理をすれば良いのか、をご提案いたします。